巡回の結果、画面取得がうまくいかなかった場合や、想定していた画面数より少なく感じた場合、

以下をお試しください。


 1. 巡回対象ドメインを追加する

 2. 巡回・スキャン対象設定を見直す

 3. 手動巡回(リモートブラウザ)を使用する

 4. フォーム送信の入力がエラーになっていないか確認する

 5. 描画(表示)の待ち時間を指定する

 6. AeyeScanの自動巡回に関する設定を変更する

 7. リモートブラウザで記録した操作を編集する


■ 詳細

1. 巡回対象ドメインを追加する

AeyeScanは事前に許可されたドメインにのみ巡回するため、以下のようなケースではドメインの

登録が足りていない可能性があります。


  • 認証に外部サイト(Amazon Cognitoなど)を利用している
  • GUIとAPIがそれぞれ別のFQDNで構成されている
    (https://www.example.com と https://api.example.com )

 

以下いずれかの方法で必要なドメインを登録してください。


a)手動で追加する(自動巡回前)

   認証のみ別ドメインで行うサイトを巡回・スキャンできますか?

 

b)AeyeScanが見つけた候補をもとに追加する(自動巡回中 / 後)

   対象にも関わらず、巡回できていない画面がある


2. 巡回・スキャン対象設定を見直す

スキャン一覧 > 新規スキャン > 巡回・スキャン対象設定にて、除外の対象となるパスを設定して

いる場合、巡回対象の取得を妨げることがあります。除外するパスを必要最低限にするよう、

設定を見直してください。


3. 手動巡回(リモートブラウザ)を使用する

自動巡回でログイン遷移やログイン後の画面が巡回できない場合、ログイン処理に手動巡回

(リモートブラウザ)を使用することで解決することがあります。その際、ログイン処理以降の

画面においては、自動巡回を使用する(手動巡回と自動巡回を組み合わせる)ことが可能です。


詳細は、以下「トラブルシューティング」をご参照ください。

自動巡回でログインに失敗する


4. フォーム送信の入力がエラーになっていないか確認する

AeyeScanが入力したフォームがエラーとなり、その先の画面に遷移できていない場合があります。

以下「FAQ」を参考に、エラーの内容をご確認ください。

フォーム送信の入力がエラーになった画面を確認できますか?


なお、よくあるエラーと解決方法については、以下「FAQ」をご参照ください。

同じ値を一度しか登録できないフォーム画面を巡回・スキャンできますか?


5. 描画(表示)の待ち時間を指定する

表示に時間がかかる画面がある場合、以降の画面の自動巡回に失敗することがあります。

以下「トラブルシューティング」を参考に、描画待ち時間(Wait時間)を個別に指定してください。

巡回後、読み込み中のまま結果が表示されない

 

リモートブラウザでWait時間を指定する方法については、以下「さらに活用」をご参照ください。

画面操作後に一定時間待つ必要があるサイトを診断したい


6. AeyeScanの自動巡回に関する設定を変更する

対象システムの挙動や実装によっては、自動巡回に失敗することがあります。以下に該当するシーン

がある場合、スキャン一覧 > 新規スキャン > スキャン基本オプションの内容を変更してください。

 

※「スキャン一覧」画面にて、該当スキャンのステータスが「Wait」または「Crawl Error」の場合に

 のみ編集可能です。それ以外のステータスの場合、スキャンの再作成をお願いいたします。


項目名
項目の説明
設定変更が有効なシーン
ウィンドウの
自動制御

あり ✓

なし
タブ(ウィンドウ)が複数開くサイトで、新しいタブ(ウィンドウ)を開く際、自動で制御を行う(あり)か否か(なし)を設定します。
新しいタブ(ウィンドウ)を開く遷移が巡回で再現できない場合、かつ、自動巡回とリモートブラウザのいずれでも巡回できない場合に有効です。
自動巡回時の
ショートカット
アクセス

あり ✓

なし
すでに画面遷移図に登録された画面に再びアクセスする際、一部の遷移を省略してアクセスする(あり) か否か(なし)を設定します。

ブラウザの「戻る」や「リロードボタン」が使用できないサイトなど、画面遷移順をチェックしているサイトが巡回できない場合に有効です。

 

なお、リモートブラウザでも巡回できない場合においては、本設定変更では解消しません。
Aタグに対する
操作

自動判別 ✓

クリックする

ジャンプする
aタグに対する操作として、クリック操作を行うか、hrefに設定されたURLに直接ジャンプするかを設定します。aタグによる画面遷移が巡回できない場合に有効です。
XHRを元にした
類似判定

する ✓

しない
XHRが複数送信される場合にXHRの内容を元に類似判定する(する)か否か(しない)を制御します。

自動巡回で過剰に類似判定されて巡回できないページがある場合に有効です。

 

なお、「指定したリンク・ボタンをクリックして再巡回」を行っても巡回できない場合においては、本設定変更では解消しません。

          ※ 「✓」がついている値はデフォルト値です      


7. リモートブラウザで記録した操作を編集する

対象システムの挙動や実装によっては、リモートブラウザでの手動巡回に失敗することがあります。

例えば、表示されている画面内に存在しないURLリンクへの遷移が必要となるケースにおいて、

リモートブラウザの操作編集機能を使用することで、巡回・スキャンできる場合があります。


詳細は、以下「さらに活用」をご参照ください。

画面遷移中に特定URLへのアクセスが必要なサイトを診断したい